« ベートーベン第9番交響曲の楽器の聴き所(前編) | トップページ | 合唱合わせ »

2007/01/12

ベートーベン第9番交響曲の楽器の聴き所(後編)

お待たせしました。第九の聴き所後編をお届けします。

【3楽章】 4楽章は聴かないといけないし、そろそろ休息をとりたい、そうアナタはおもってるかもしれません。静かな曲ですし。しかし、このベートーベンのピアノソナタ悲愴の2楽章にも似た(と私は思う)この曲は、実はとてもきれいだと思いませんか?

この曲はホルンソロがあるので有名でもあります。通常ホルンソロは1番にあるものですが、4番という低音パートにあります、途中で、ホルンがいきなり音階をはじめたら、それは“有名なホルンのソロ”だったんです。もうほとんど終わりですが。

弦楽器のメロディーがあって、静かになり、このソロが始まるのですが、初めは、クラリネットが吹いてるため、低い音でモゴモゴ吹かれてるホルンのソロに気づかないかもしれません。といっても、私はむしろ、ここのクラリネットの悲しげな旋律のほうが実は好きです。

で、その後全員で、美しい旋律が続くんですけど、その裏で、なんか、弦楽器はウニョウニョウニョと、ややこしそうな伴奏をしてるんです、あ、よくみたら、ややこしいのは1stバイオリンだけでした。

【4楽章】
“ジャーーン”、で、そろそろ本気出して聴くか?と起きられた方も多いかと思います。まあ、かといって、みなさんが知ってる旋律に入るまで、暗い旋律が長く続きますが。

ここは、誰が見ても、チェロとコントラバスが主役でしょう。本人達もきっと、“おーらきけきけ”と思ってるに違いありません。チェロはともかく、コントラバスはそうめったに主旋律を弾きませんから。

で、1楽章にあったような、ツーーーというのばしが数回入った後、静かに、“よく知ってるあのメロディー”を弦楽器が奏でるわけです。実は今まで気づいてなかったが、、、始め、チェロ、コントラバス、次にバイオリン、などと思ってたら、実はビオラだったのですね!この前初めて気づきました!

が、ここで聴くべきなのは、実はファゴットの対旋律です。美しいではないですが、ここが吹きたくて、ファゴットのMさんは第9を楽しみにしてたんだと思います。まあ、途中ファ#ーソララソファ#ミとバイオリンが弾き、ファゴットが次のフレーズ、レーミファ#ファ#ーミミーと入る部分は、若干、“小学校の先生が、僕が歌うから、続いて歌ってね!”的なムードで今一とは思うのですがね。で、それが終わってやっと、オーケストラ全体でこのメロディーをやります。さて、それが終わると、ソロの歌が入り、合唱となり、やがて、しじまがおとずれるわけです。

で、その後、コントラファゴットが“ンボっ” “ンボっ”と出てきて行進曲みたいのが始まります。まあ、コントラファゴットの人としては、この“ンボっ”のために、くそ重い楽器を持ってきてるのですから、集中して聞きましょう。

ちなみに、いろんな楽器が吹いてますが、ここで注目するのは、まあ、ピッコロでしょう。で、このオーケストラに歌が加わってどんどん大きくなってきます。そうそう、ここで、ずっと座ってたパーカッションの人が大勢でたたき出してるのにも注意して下さい。さりげなく、トライアングルもいるではないですか。“チンっ”これが続いて、ホルンが“ンッタッターンッタターー”とやり始めたら、もうすぐ、はでな、合唱が始まります。まあ、ここが一番有名でしょう。

歌が終わった後、歌のソロと一緒に、バストロンボーンのソロが出てきます。通常バストロンボーンはあまり旋律はないですが、ここはもろ主役なため一般的に“どうよ、この俺様の音!”的にも聞こえる、このソロ、今回吹くKさんは控えめな方なので“いかがですか?よろしければお聞き下さい”位な感じに吹かれるでしょう。

主旋律は、けっこうバージョンを変えて繰り返し出てきますが、私は後半のほうのバージョンのほうが好きです。後半のほうが暗い感じもありながら輝かしいように思いませんか?

その後、一瞬静かになりタラタタタタタタと始まり、歌のソロが入り、後はにぎやかに終わります。かなり速いテンポでめでたく終わるのですが、このちょっと、アホっぽい軽さ、この最後のはなやかさが、実はこの曲で一番好きだったりします。

大変疲れる長い曲ですが、最後に“ターラララララ タタタタ ジャンっ”と終わると、やはり、ブラボーの一つもいいたくなる、そんな楽しい曲です。

是非、歌とともに今回は各楽器のソロも注目してみてください。

第39回定期演奏会(創立20周年記念コンサート)への応募締め切りは1月15日までです。まだの方はお早めにどうぞ!(往復はがきでの申し込みになります。ネット上では受付けておりませんので、予めご了承下さい。)

« ベートーベン第9番交響曲の楽器の聴き所(前編) | トップページ | 合唱合わせ »

お知らせ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2134060/59771194

この記事へのトラックバック一覧です: ベートーベン第9番交響曲の楽器の聴き所(後編):

» ベートーベン: 悲愴 [クラシック音楽って最高!]
ベートーベンの悲愴は、およそ20分にわたるベートーベン初期の代表作として知られるピアノソナタです。 [続きを読む]

« ベートーベン第9番交響曲の楽器の聴き所(前編) | トップページ | 合唱合わせ »

関連アカウント

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

無料ブログはココログ