【曲目紹介】 シベリウス交響曲第2番
第43回定演のメインは、シベリウスの交響曲第2番です。
この曲も1989年11月の第5回定演以来、20年ぶりに演奏します。
森と湖の美しい国フィンランドの国民的作曲家であるシベリウス。この交響曲第二番は有名な「フィランディア」の2年後に書かれた曲で、「フィンランディア」同様に北欧の風土・自然が感じられる名曲です。
第1楽章 アレグレット ニ長調 : 弦のざわめき、木管の軽やかなリズム、それと呼応するホルンのメロディ・・何とも言えず美しく幻想的にこの曲は始まります。
第2楽章 テンポ・アンダンテ、マ・ルバート ニ短調 : ティンパニや低弦のピツィカートに促されるようにファゴットが憂鬱な旋律を歌います。中間部でバイオリンが奏でる安らかなメロディは、作曲家がイタリア旅行でインスピレーションを受けたキリストのイメージともいわれています。
第3楽章 ヴィヴァーチッシモ 変ロ長調 : 弦楽器による急速で荒々しいスケルツォとオーボエの旋律がのどかで牧歌的な雰囲気のトリオが交互に顔を出した後、最後は盛り上がって休みなく第4楽章に突入します。
第4楽章 アレグロ・モデラート ニ長調 : 雄大な旋律から始まる壮大な楽章。後半は低弦と木管のうねるような動きでじわりじわりと盛り上がり、最後は金管楽器大活躍で感動的に終わります(そして演奏者はへとへとに…)
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