ティルの聴かせどころとイヤなところ(その1)
いよいよ第45回定期演奏会まで、後1ヶ月。
この演奏会の目玉とも言えるのがR.シュトラウス作曲の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」。
各パートにソロやアンサンブルの難所が待ち受けています。
今回は代表して6つのパートの皆さんに解説していただきました。いやー皆さん大変そう。 (*_*) でもとても良い曲です。
【Concert Master F】
今回の2曲目は、一度は取組まないと気がすまない難曲です。すべてのパートに難所がいっぱい。ヴァイオリンパートもパート間での受け渡しが難しく、ポジション取りに苦労します。
音色の変化をつけるのも難しい。皆、譜面から眼を離すとどこやってるかわからなくなるのが難曲の証です。本番では、どのくらい顔が上がっているか、見所です。
【Va. S】
ビオラパートの平均年齢はおそらく、港北オケの中ではトップではないかと思う。約半数は赤いチャンチャンコを着なくてならないアラカンだ。
年とともに運動機能、視力が低下してくるのを厭と言う程、実感させてくれるのが、【ティル】である。
昔弾いた時はこんなはずではなかったのに、現在位置はすぐに分らなくなる。およその位置は分っても、譜面からリズムを読み取れない。考えている内に次に行ってしまう。
CDを聞きながら譜面を見ていても見失う。更に、悪いことに年を取ると自分が役立っている実感が重要なのにその実感が非常に乏しい。
極秘ではあるがリズムさえ合っていれば半音狂っても、少々音を抜かしても大勢に影響はない?観客はまず気付かないだろう。まず、リズムを合わせようと心掛けている。 視覚的にもいいし。
唯一の聴かせ所は偽僧侶の説教の場面か。老人らしくくどくどと弾くのがいいのかな。とは言っても、曲そのものは楽しい魅力的な名曲だと思う。Rシュトラウスの中でも特に軽快で自由自在に場面が変化し、何拍子かよく分らない常識外れのリズムの主題がユニーク。
何回も弾き,CDを聞いて、少なくともリズムは頭に叩き込んで、本番は効果音に徹して楽しみたいと思う。
区民響演奏会史上最大の難曲と言っても過言ではない「ティル」。
兎に角形にしなければ・・・・
続きは年明けにおおくりします。
今年1年のご愛顧、ありがとうございました
皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。
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