区民響の室内楽コンサートから

港北区のオーケストラとして親しまれてきた区民響のメンバーが珍しく室内楽をお披露目しています。地元大倉山上に威容を誇る横浜市有形文化財の大倉山記念館、そのホールで今年は2回目になる12月18日の午後、お天気にも恵まれ地元から大勢のお客様にご来場いただきました。

この演奏会は大倉山記念館の運営主体様と区民響のタイアップにより、地元音楽文化活動への貢献と私たち団員の研賛に資するとの趣旨から最近実現に至ったものです。参加する団員数も次第に増え、バッハから古典・近代の作品など、普段の活動でなかなか演奏出来ない曲に参加団員それぞれが熱心に取り組みました。今回のプログラムは次の５曲でした。

◆ シュールホフ ／ フルート、ビオラ、コントラバスのためのコンチェルティーノ
◆ モーツァルト／ 木管三重奏のためのディベルティメント K439b No5
◆ ベートーベン／ クラリネット三重奏曲 Op.11 〔街の歌〕
◆ バッハ ／ ブランデンブルグ協奏曲第６番から 第１楽章
◆ バッハ ／ 管弦楽組曲第１番　BWV1066

この素晴しい環境にある会場、実は駅前から胸つき坂を登ってのアプローチ。1回目の7月は猛暑日で、到着された高齢のお客様など真っ赤な顔に荒い息づかい。でも石造りの落ち着いた館内では心身が安まってきます。午後の公演なのに午前中から来て静かにゆっくりお待ちの方もありますが、案外正解かもしれません。