なつやすみ親子コンサートは26日(日)です
写真は18日の港北公会堂での練習シーン。曲目はダッタン人の踊り。
指揮者の三矢幸子先生とは2003年以来、9年のお付き合いです。
今回も息のあった演奏(?)をお届けできると思います。
また昨年に引き続きお願いしている司会の阿部さんも、やる気満々!
メロディーに関する楽しい企画満載。
港北区民交響楽団 第13回なつやすみ親子コンサート。
更に今回はロビーコンサートも行います。乞うご期待。
入場整理券お持ちの方は、どうぞ忘れずにご来場ください!
« 港北区民響室内楽コンサートvol.3 | トップページ | ヴァイオリン奏者を募集します »
前年に引き続き「親子コンサート」/2012.8.26」を拝聴させて頂きました。指揮は、先般「笑顔で演奏せよ」と団員に命じたとされる三矢幸子先生。やはり的確な指揮でコンサートを成功に導かれました。
「親子コンサート」というと、とかく「お子様ランチ」のようなお手軽(失礼)なものを連想してしまうのですが、今回は前回にも増して充実したフルオーケストラと素敵な企画/司会/演出で、聴衆(親子)を大いに楽しませてくれました。
オーケストラは「お子様ランチ」どころか、例えば、ファーストが6プルト、チェロが5プルト、おまけにハープまで完備という重量級オーケストラで、圧倒的な音を聞かせてくれました。
私は、ずっと以前、このオケのチェロの末席に居たことがあるのですが、現オケの充実ぶりは目を見張るばかりです。(お前がオケを辞めたから音が良くなったのだ、と言われそうですが)。
特に思うことは、赤の他人たちが寄り集まって、頼まれたわけでも、強制されたわけでもないのに、この暑い最中、ある目的のために何かをする------- ということの素晴しさです。
とりわけ、子供たちはどう感じたことでしょうか。
その時はそうは感じなかったとしても、後年、必ずこのコンサートでの感銘のいくらかでも、感動とともに思い出すに違いありません。
特に、優れた音楽に接した子供たちは、後日、少しでも規模/内容の落ちたコンサートに出会った時、きっと「何かが欠けている」------ と感じることでしょう。
この感覚こそが大切で、心の成長や周囲の音楽環境整備のためには不可欠のものなのです。
これは普通の努力では与えることが出来ません。
プログラムには、普通、主催/後援団体、指揮者、司会者、オーケストラ、曲目等が記載されますが、こういうコンサートを企画/演出した「スタッフの方々」のお名前も是非承知したいものです。
演奏や楽器紹介はそれぞれ充実したものでしたが、私が気に入ったものは、
◇ どんぐりコロコロと夕やけこやけ の二重唱
◇「ダッタン人の踊り」(特に、冒頭のオーボエソロからして素敵でした)
◇「小さな世界」でのオーケストラと舞台袖に並んだ団員たちのお働き
今後とも、子供たちのために有意義なコンサートを開催して下さることを期待しております。
<蛇足>
私は、あるアマチュアオーケストラのお手伝いをしているのですが、この団体は「ファミリーオーケストラ」という名称を持ち、そのせいで、オーケストラ練習には、ヴァイオリンを抱えた子供たちが参加しています。(運営委員長は、子供の親で、事実上の後援会長ということになります)。
アマチュアオーケストラといっても、最近のそれは、なかなか敷居が高いのですが、このオケでは、団の趣旨に添って子供たちと一緒に練習しているのです。
早くから生きた音楽に身近に触れられる幸運な子供たりがどのように成長するのか、とても楽しみです。
子供だと思って侮っていると、そのうちにコンマスやパートリーダーになって、大人たちはアゴで使われてしまうかもしれませんね。
いまや、小学生のオーケストラがベートーヴェンの「第九」を演奏してしまう時代です。
辻栄二
pdd03511@nifty.ne.jp
http://d.hatena.ne.jp/e-tsuji/ (「権兵衛の領分」)" rel="nofollow">http://d.hatena.ne.jp/e-tsuji/ (「権兵衛の領分」)
投稿: 辻栄二 | 2012/08/26 20:24