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2017/01/28

30周年を迎えオーケストラの近況をパートからご紹介します/金管・打楽器編

トロンボーンパートは、団創設時のメンバーで活動を続けてきた唯一のパートであり、いつの間にか、平均年齢は50代半ばとなっていました。しかし、ここ1年ほどで、ついに一部メンバーの出入りがあり、現在は10歳ほど若返り!ました。
トロンボーンは、伸び縮みするスライドを操る、見た目は派手な楽器なのですが、オーケストラ曲の中では出番の少ないパートです。オーケストラは貴族のサロン音楽を演奏する楽団として弦楽器を中心に始まったのですが、トロンボーンは教会のオルガンの代わりに讃美歌の伴奏をする宗教楽器の扱いだったので、常連楽器として加わるのに乗り遅れてしまったのです。交響曲で初めてトロンボーンを加えた作曲家はベートーベンなのですが、それでも彼の9曲ある交響曲の中では3曲の、しかも一部の楽章でしか使われません。しかし、少ない出番だからこそ一音一音に魂が籠ります。美しいハーモニーを奏で、また、力強いフォルテで曲を盛り上げて、その存在感はきっとお客様にも届いていると思います。


トランペットは、現在5名で活動中です。平均年齢50数歳。マーラーをやるにはオーバエイジですが気力体力の限界に挑戦中です。
ところで、オーケストラでは通常C管かB♭管のトランペットを使いますが、楽譜は色々な調で書かれていていつも移調読みをしています。フィデリオと小組曲はC、巨人はFで書かれています。
また、同じ調の管でもバルブがホルンと同じロータリー式のものとピストン式のものがあり、ドイツ物を演奏するときはロータリー式のもの、その他の曲はピストン式のものと使い分けるのが一般的になっています。ロータリーの方が少し柔らかい音で弦や木管と音が調和しやすいといわれています。
フィデリオはロータリーを、小組曲はピストンを使用します。巨人はドイツ系ですがファンファーレのような箇所が多く輪郭がハッキリして華やかなピストンが向いており、区民響でも今回はピストンを使います。


ホルンパートの紹介。面子を思い浮かべてみる。
気がつけば主流は50代のおっさんである。なんということか・・・青春のみずみずしさはとうに失われ、乗っていた筈の脂も、既に酸化してもはや「こびりつく」という形容のふさわしい何かに変質した、かの加齢臭を放つ50代のおっさんである。おそらくは中学・高校の頃にホルンに手を染め、以来様々な遍歴を経巡ってここに漂流りついた漂流物のような・・・これをして「ホルンをこじらせた」成れの果てというべきか。ふと先日物故された某ライターのキャッチコピーを思ったりする今日この頃である。そうしたおっさんの咆哮をたっぷりお聞かせするのが今度の「巨人」だったりする。さあ戦慄するが良いぞ(笑)
追伸:50代おっさんでないメンバも居りますので、そんなに恐ろしいところではありません。


タイコ隊 は現在オジサン1名、オバサン2名で頑張っています。細かい楽譜が見えず、老眼鏡と楽譜拡大コピーはお約束。
オバサン(1) 創立メンバーの1人。当時0歳児だった娘が31歳になって、さらにその娘に2歳の娘が。歴史を感じます。入団当時は短パン生足で練習に来ていたのを知ってる人は、もう少ない。
オバサン(2) 創立から少~し遅れて入団。団内結婚で今もラブラブです。両親が同じオケの為、子供達も毎週練習に付いてきていたけど、今では大人、お見掛けしません。
オジサン(1) 最近連れられてきた、団の中ではフレッシュな方。一度のお手伝いのはずが、オバサン(1)に拉致されてそのまま入団させられる。若い女の子の入団を期待してる…はず。


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こんな人たちが繰り広げる港北区民交響楽団創立30周年記念コンサートは2月4日(土)
チラシを印刷して、横浜みなとみらいホールへGo!
入場無料です。

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