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2018/01/20

オーケストラの楽器配置

いよいよ3週間後に迫ってきた第61回定期演奏会
今回の演奏会の配置をみて「おや?」と思われる方はなかなかのオーケストラ通。
いつもの見慣れた配置とちょっと違うかもしれません。

Koten_haichi
これは指揮者・冨平先生の下記の思いによるものです。
【冨平先生コメント】

私自身は自分でやらせて頂く時には、全てのオーケストラでこの配置でやっています。

弦楽器に関し、ヴァイオリンを片方にまとめることは1940年代のアメリカで始まった歴史も浅く、また伝統とはかけ離れているもの、当時の録音技術のためでしかないので、本来行われていた、そして多くの作曲家が想定していた対自配置でやられるべきだと思います。

2ndヴァイオリンは決して2番目のヴァイオリンではなく独自性を持つべきだと思います。ヴァイオリン同士の掛け合いもハッキリしますし、ヴァイオリンのユニソンの時には舞台一面に音が広がります。そして2ndとビオラの内声の連携も密になると思います。

lstがチェロ・コントラバスと近いことで、低音とメロディーがどのようにかみ合い、アンサンブルの基礎を築くべきか明確になり、lstにとってはベースラインを意識しながらメロディーを弾くことによって弦セクションとしてのー体感が明確になると思います。

管楽器についてはコンサートホールのような場所は昔はなかったので、確固とした配置というものが歴史的にないようです。弦楽器を並べて、余ったスペースに管楽器を配置するという形が主なようです。なので私は木管後列、そして金管楽器の低音楽器が、同じ事をやることが多いチェロ・コントラバスに近い方にきて頂いています。

【現代配置とは】

Gendai_haichi
ストコフスキーがフィラデルフィア管弦楽団で始めた配置で、現在では主流となりました。大戦後に音響の悪いホールでの響きを追求した結果といわれています。

弦は音の高い順に並べる場合と、音量の少ないビオラを外に出す場合
とがあります。

【団員の立場から・・】

「いつもと違う」配置だと、いつも右(左)から 聴こえてくる他パートの音が逆から聴こえてきて戸惑う、席に着くとき間違えそうになる、などありますが、新たな発見があったり、いつも以上にアンサンブルに注意深くなる(はす)、などのメリットがあります。

親子コンサートのプログラムなどで登場する区民響オリジナルの通称「オケ図」。
これは「現代配置・ビオラ外」版になります。

Oke_zu

どうぞ2月12日は神奈川県立音楽堂にご来場の上、楽器の配置と響きをご確認ください。
団員一同、お待ちしております。

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