<《ラジオ劇風!?》曲目解説> ドヴォルザーク:交響曲第6番
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登場人物:
(リ):ハンス・リヒター。36歳。指揮者。元ホルン奏者。ワグナーチューバの開発者でも知られる。
(ブ):ヨハネス・ブラームス。46歳。作曲家。ウィーン音楽院講師。(ド):アントニン・ドボルザーク。38歳。作曲家。元オーケストラ楽団員。8年前に作曲家になるべく独立。4年前に自作オペラを初めてプラハで成功させた新進気鋭作曲家。
1879年11月某日、深夜。
ウィーン市内のとあるホイリゲ、今日の演奏会でドボルザークのスラブ狂詩曲を演奏したリヒターを囲んで打ち上げの最中。
(リ):なんで、ああも受けねーのかねぇ。昼間はあんだけ好評だったってぇのに。
(ブ):まあ、そんなこともありますよ。
(リ):なあ、そう言えば、おっさん何で今日はリハから聴いてたんだい。今回はおっさんの曲はやってねぇのによぉ。
(ブ):それはその、アントン君がウィーンに来たと思ったら、僕と遊ぶためじゃなく、君の指揮する演奏会のためって言うもんですから。面白そうだと思って。
(リ):昼間のドレスリハ、アントンと一緒に並んでしゃあしゃあと舞台上で手まで振って。ありゃ、おっさん、アントンの曲に対する拍手なんだぜ。おい、アントン、お前も何か言ってやれ!
(ブ):ははは、僕は人気ありますからねぇ
(ド):ぼ、ぼ、ぼくは、こ、光栄だとお、思うんだな。そ、それに、ぼ、ぼく、はき、君より年上なんだな。
(リ):けっ、こまけーこと言ってるから、ハゲんだよ。
(ド):し、し、失礼なんだな、こ、こ、これはおでこであって、は、は、ハゲではな、いんだな、まったく・・・
(リ):んで、アントンよ、どうすんだ、これ。お前lくやしくねーのかよ。
(ド):べ、べ、別にく、悔しくなんかないんだな。ぼ、ぼくのせいじゃない訳だし・・・
(ブ):それはそーだよねぇ、どっちかと言うとハンス、君のせいか、と。アントン君の曲に君の棒って、重過ぎるんだよねぇ。なんでもシンフォニーっぽくすりゃいいってもんじゃないしぃ・・・
(リ):んだとぉ、おっさん、いいてぇ事言ってくれんじゃねーか。じゃあこうしよう、次はシンフォニーだ。おい、アントン、シンフォニー書け、シンフォニー。なあ、出来んだろ、お前ならさぁ。そうだ、これはあれだな、一昨年やった、おっさんの2番のシンフォニー、お前、あんな感じの曲作れ。んでもって、おっさんの曲より受けさせてやんよ。
(ド):で、できるけど、い、い、いいのかな。そんなの。
(ブ):面白そうですねぇ、同じ調、同じ拍子、テンポとか構成同じにしましょうよ。
(リ):おっ、おっさん話わかるじゃねーか、よっし、じゃあ決まりな。アントン、頼むぜ、な。はっはっはっ!。
(ド):つ、作るけど・・・お、お金・・・
(リ):んな細けーこと気にすんなって、さあ、飲め飲め!
というようなことがあって書かれたのが交響曲第6番なのです(嘘ぴょん!)
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ウィーン市内のとあるホイリゲ、今日の演奏会でドボルザークのスラブ狂詩曲を演奏したリヒターを囲んで打ち上げの最中。
(リ):なんで、ああも受けねーのかねぇ。昼間はあんだけ好評だったってぇのに。
(ブ):まあ、そんなこともありますよ。
(リ):なあ、そう言えば、おっさん何で今日はリハから聴いてたんだい。今回はおっさんの曲はやってねぇのによぉ。
(ブ):それはその、アントン君がウィーンに来たと思ったら、僕と遊ぶためじゃなく、君の指揮する演奏会のためって言うもんですから。面白そうだと思って。
(リ):昼間のドレスリハ、アントンと一緒に並んでしゃあしゃあと舞台上で手まで振って。ありゃ、おっさん、アントンの曲に対する拍手なんだぜ。おい、アントン、お前も何か言ってやれ!
(ブ):ははは、僕は人気ありますからねぇ
(ド):ぼ、ぼ、ぼくは、こ、光栄だとお、思うんだな。そ、それに、ぼ、ぼく、はき、君より年上なんだな。
(リ):けっ、こまけーこと言ってるから、ハゲんだよ。
(ド):し、し、失礼なんだな、こ、こ、これはおでこであって、は、は、ハゲではな、いんだな、まったく・・・
(リ):んで、アントンよ、どうすんだ、これ。お前lくやしくねーのかよ。
(ド):べ、べ、別にく、悔しくなんかないんだな。ぼ、ぼくのせいじゃない訳だし・・・
(ブ):それはそーだよねぇ、どっちかと言うとハンス、君のせいか、と。アントン君の曲に君の棒って、重過ぎるんだよねぇ。なんでもシンフォニーっぽくすりゃいいってもんじゃないしぃ・・・
(リ):んだとぉ、おっさん、いいてぇ事言ってくれんじゃねーか。じゃあこうしよう、次はシンフォニーだ。おい、アントン、シンフォニー書け、シンフォニー。なあ、出来んだろ、お前ならさぁ。そうだ、これはあれだな、一昨年やった、おっさんの2番のシンフォニー、お前、あんな感じの曲作れ。んでもって、おっさんの曲より受けさせてやんよ。
(ド):で、できるけど、い、い、いいのかな。そんなの。
(ブ):面白そうですねぇ、同じ調、同じ拍子、テンポとか構成同じにしましょうよ。
(リ):おっ、おっさん話わかるじゃねーか、よっし、じゃあ決まりな。アントン、頼むぜ、な。はっはっはっ!。
(ド):つ、作るけど・・・お、お金・・・
(リ):んな細けーこと気にすんなって、さあ、飲め飲め!
というようなことがあって書かれたのが交響曲第6番なのです(嘘ぴょん!)
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こんな経緯で誕生したドヴォルザークの6番。
この曲に興味を持たれ、定期演奏会の入場整理券をお持ちの方は、どうぞお忘れなくご来場ください!
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